2018年01月18日 21:00
加賀藩主の自筆書状を集めた企画展「御親翰(ごしんかん)―前田土佐守家に残る藩主の書状―」が、1月20日(土)から前田土佐守家資料館で開催されます。
藩主の書状は、通常、代筆を行う「祐筆(ゆうひつ)」に書かせ、藩主は「花押(かおう)」を据えたり、印鑑を捺したりするだけのことが多いのですが、藩主自身が本文を書くこともありました。儀礼的なものばかりでなく、藩主の心情を吐露する内容の御親翰もみられます。そして、年頭御礼の礼状など儀礼的なもの以外は、書写したうえで藩主の元へ返上するのが「きまり」でした。もらった書状を差出人に返すとはなんとも面白いですね。
御親翰が残るのは、やはり年寄衆八家という家柄ならではのこと。これら御親翰が前田土佐守家に伝わった歴史的背景だけはなく、歴代藩主が書状に託した思いやその人柄にも触れてみてはいかがでしょうか。
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