2020年09月15日 19:00
9月15日は上杉謙信が七尾城を攻め落とし、能登をほぼ手中に収めた日です。戦国最強の戦上手といわれ、「軍神」「越後の龍」と呼ばれていた謙信ですら、攻略するのに約1年も要した七尾城は、いかに難攻不落だったかが分かりますよね。
神仏を篤く敬い、大義名分を重んじ、私利私欲の戦いは行わず、自らの野心では版図を広げない── 「敵に塩を送る」エピソードでも知られる上杉謙信は、弱きを助け強きをくじく、まさしく「義の英雄」と呼ぶにふさわしい戦国武将と言われています。大河ドラマでも錚々たるイケメンたちが演じていますよね。
でも、群雄が割拠する戦国の世において、聖人君主とも思える「謙信神話」は本当だったのでしょうか? 『謙信襲来─越中・能登・加賀の戦国』(萩原大輔 著)は、そんな謙信の神話めいたイメージに疑問を投げかけ、真の謙信像に迫ろうとする意欲作です。
11度も攻め込み、加越能3カ国をほぼ手中に収めた謙信。関東に次いで多く出兵した北陸進攻にスポットを当て、最新の研究成果を取り入れながら、過度に英雄視されている謙信の実像を北陸側の視点から捉えなおします。歴史ファンはもちろん、秋の夜長にぜひ読んで欲しい一冊です。
書籍詳細は下記よりご覧ください。
http://notoprinting.xsrv.jp/publication/cat57/post-7.html
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