2019年05月30日 20:30
加越国境にある臼ヶ峰。頂上が臼のように平らになっていることからこの名が付けられました。能登と加賀、越中を結ぶいにしえの街道は「万葉ルート」「御上使往来」とも言われ、万葉集ゆかりの越中国司・大伴家持が能登巡行のために通った「志乎路(しおじ)」はこの峰を経由したと伝えられます。中世には木曽義仲や、佐渡に流罪とされた親鸞聖人も通りました。
山頂は緑地公園になっていて、車では富山県側からアクセスできます。園内には気多大社に参詣の折に詠んだといわれる「志乎路から直越え来ればから」の大伴家持の歌碑や、新元号「令和」の考案者とされる中西進氏が揮毫した雄略天皇の御製を記した石碑などがあり、歴史と文化を感じられます。
また、標高270メートルからの眺望は抜群。四方に千里浜海岸や宝達山、富山湾などの一大パノラマが楽しめます。小さいながらバーベキュー場もありハイキングも楽しめますが、峠道は石川県側の目洗い不動尊ー石仏間がつい先日路肩の崩落で通行止になってしまいました。早期復旧を祈ります。
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