2019年03月08日 6:30
静かで観光地化されていない神社は、なんだか心が休まりますね。田鶴浜の赤倉神社はそんな神社です。明治以前は隆盛を誇った赤蔵山一本宮寺という修行僧の道場で、120を数える宿坊があったと伝えられています。
駐車場から鳥居からくぐり坂道を3、4分登っていくと、「仁王門」が見えてきます。ふつうはお寺にあるものですが、神仏混淆の名残りですね。仁王門には12世紀、後白河時代の柱が使用されているそうです。
仁王門をくぐると立派な拝殿が見えてきます。万治2年(1659)加賀八家・長家によって建立され、手厚く保護されました。もともとはお寺の講堂だったようですが、神仏分離により拝殿となりました。
拝殿の前には見ざる・言わざる・聞かざるの石像が。苔むした石の上に座っている猿たちも、とても味わい深いですね。また、赤蔵山は句会でも有名です。境内のいたるところに句会の記念額・記念碑がありました。
趣深い石段などからは、石動山天平寺との抗争や、上杉謙信の侵攻により焼失した歴史などが感じられます。幾多の困難を乗り越えて佇む姿に、当時の面影が色濃く残っていました。
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