2018年07月21日 16:00 

【歴史】いしかわの鉄工機械工業発展の礎を築いた「遊泉寺銅山」

小松の山間部にある「遊泉寺銅山」跡地。1902(明治35)年、遊泉寺銅山の本格経営に乗り出したのが、高知県出身で吉田茂元首相の実兄だった竹内明太郎でした。

明太郎は、遊泉寺銅山専用鉄道の敷設(遊泉寺-小松間)や小型溶鉱炉真吹法の採用など、近代的な経営により業績を上げました。最盛期の大正5年頃には従業員・家族ら5000人が居住していたそうです。

その後、遊泉寺銅山は第一次世界大戦後の不況から1920(大正9)年に閉山となりましたが、明太郎は小松鉄工所を経て、1921(大正10)年に小松製作所(コマツ)を立ち上げました。今では世界的な建機メーカーに成長していますね。ちなみに日産も明太郎の創設です。

鵜川町の静かな山あいにある広場には、記念碑や明太郎の銅像、バイオ式トイレが整備されています。広場から山奥へ入ると、大煙突や竪坑跡など往事をしのばせる遺構がいくつか見られます。

スポット情報

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遊泉寺銅山跡( ゆうせんじどうざんあと )

住所:
〒923-0063
小松市鵜川町
電話番号:
0761-24-8076(小松市観光交流課)
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