2018年07月06日 7:00
輪島市と志賀町にまたがる高爪山は、きれいな三角錐の形をしていて、その美しさから「能登富士」と呼ばれています。奈良時代には渤海船が、江戸時代には北前船が入港の目印として、航海神と崇めてきました。
高爪山に鎮座する高爪神社は、前田利家をはじめ歴代の藩主の崇敬が厚く、社殿の造営や社領の寄進などを行いました。特に、利家が十一面観音を安置して以来、観音堂としての信仰を集め、能登国三十三観音霊所の第二十六番札所として今も崇敬を集めています。また、国重要文化財の「六神宮懸仏」があり、建治元年(1275)と記された円形木板彩画は6枚1組を成しています。
高爪山の山頂には奥宮があります。築100年の建物は、能登半島地震で半壊してしまいました。氏子頼みでの再建はいまだ道半ばだそうですが、加賀藩歴代藩主が崇敬してきた由緒ある神社が、1日でも早く復興されるのを祈っています。
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