2018年04月27日 7:00
金沢城公園の西側(尾山神社側)で3年にわたって発掘調査が進められていた「鼠多門(ねずみたもん)」「鼠多門橋」は、今年度から本格的に復元工事が進められます。2021年の完成を目指しており、明治17年の焼失以来、約130年ぶりの復活となります。
鼠多門の最大の特徴は「黒漆喰を用いた海鼠壁」です。金沢城はじめ全国のお城は海鼠壁に白漆喰が用いられていますが、黒漆喰を用いたものは全国的にも例がなく、鼠多門が唯一となるそうです。鼠多門の名前の由来については、以前から「建設時に多くのネズミがいた」という説と、「ネズミ色の外観をしていた」という説の2説がありましたが、黒漆喰が発見されたことで「ネズミ色の外観」説が有力となりました。
河北門と同様、平瓦と内部の壁板に名前や記念のメッセージを直筆で記入できる寄進事業が計画されているそうです。一般の道路からも見える”世紀の復元事業”ですから、これからの作業にぜひ注目したいですね。
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