2018年01月02日 19:00
藩政期から金沢に伝わる「旗源平」です。源氏と平家に分かれて2つのサイコロを振り、出た目によって旗を取り合うお正月の遊び。小旗10本、中旗5本、大旗1本を交互に取り合い、最後にまといをとった方が勝ち。
サイコロの呼び方がとてもユニーク。1のゾロ目は「チンチンカモカモ」、一番いい目は1と5の「ウメガイチ」で中旗が1本奪えます。逆に4と2は死につながる「シノニ」で中旗1本献上。5と3の「ゴサマノカンカント」や5と4の「ゴッシリハナカメ」なんて意味不明ですよね。
旗源平は加賀藩12代藩主・前田斉広の頃、武術の名人・土方常輔が考えたといわれています。平和な世にいても、万一のときに備えることを怠らないという教えを遊びの中に込めたようです。まさに「太平にも乱を忘るべからず」ですね。
デパートで買うと結構高いみたいです(5000円くらいだとか)。でも、ネットでペーパークラフトがダウンロードできるので、お正月にぜひやってみてください! 単純なルールだからこそ、すごく盛り上がりますよ。
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