2024年10月21日 17:30
両親の跡を継ぎ、50 年以上もこの道一筋で働く東法子さん。取り扱う傘はなんと300本以上に及び、天井にも何本もの傘がつり下がっています。一番種類が多いのは婦人用傘。東さんにお似合いの落ち着いた上品な傘が多いようです。 お客さまが来店すると「どなたがお差しですか?」とやさしく質問。傘を使う人の身長や体格などを聞き、その人をイメージしながら合う傘を紹介するそう。
的確なアドバイスは、半世紀に渡って積み重ねてきた経験が基になっています。骨が折れた傘の修理を依頼されることもあり、ひとつひとつ丁寧な手作業で修理します。
「この店で買ってくれた傘を修理に持ってきてくれると特別な思いがしますね」。 仕事のポリシーを尋ねると「婦人用傘は同じ傘を絶対に仕入れません」と力強く答えてくれました。「同じものを持っている人を見かけるとがっかりしてしまいますから」と女心をしっかり把握したプライドのあるお店です。
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