2021年11月27日 18:00
東山の日蓮宗蓮昌寺の墓地には、甲賀五十三家の一つ多羅尾家の墓があります。
本能寺で織田信長が明智光秀に討たれた際（1582年）、大坂の堺にいた徳川家康とわずかの家来を護衛し、伊賀（三重県西部）のルートを使って家康を本国の三河（愛知県）へ脱出させたのが多羅尾光俊と伝えられています。
この功績で家康に旗本に取り立てられた多羅尾氏は、加賀藩三代藩主・前田利常の正室・珠姫が江戸から加賀へ輿入れする際、護衛役として珠姫につき添い、その子孫が金沢に居ついたといわれています。
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