2018年11月18日 16:30 

【まちネタ】異例のスピード工事!金沢初の土木遺産に認定された「辰巳用水」

歴史博物館にある導水管。定時になると水が流れ、景観に潤いを与えます

本日11月18日は「土木の日」。「土」「木」の漢字を分解すると、「十一」と「十八」」になるから、だそうです。金沢の土木と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、辰巳用水ですよね。

尾山神社に引かれた導水管

寛永9年(1632)、藩主前田利常の命により板屋兵四郎が開削した辰巳用水は、完成までわずか9カ月という常識外れのスピードで完成しました。30m間隔で開けた横穴から両側に掘り進めてつなげた隧道や、高低差で生じた水圧を利用して水を押し上げ、百間堀を横断させる逆サイフォン方式など、高い土木技術が凝らされており、390年経った今も市内の景観に潤いを与えています。

2010年に国史跡に指定。今年9月には土木学会の土木遺産にも認定されました。県内4件目、金沢市内では第1号です。市内各所で遺構を見ることができるので、散策の途中に足をとめてみましょう。

スポット情報

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辰巳用水の遺構( たつみようすいのいこう )

住所:
金沢市
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