2021年03月03日 12:32
今日は桃の節句ですね。
「ひな人形は3月3月まで」が一般的ですが、金沢では4月まで飾ることもあります。
↓詳しくはこちら。
【まちネタ】金沢のひな人形は4月まで飾る?!
https://iijikanazawa.com/news/contributiondetail.php?cid=4136
この記事の最後にもありますが、3月3日は加賀前田家初代・前田利家の命日なんですね。
※利家は、慶長4年(1599)閏3月3日没。
金沢市民なら知らぬ人はいない、戦国のスーパースター!
利家と正室お松の方を祀る「尾山神社」、前田家の菩提寺「宝円寺」、利家ら前田家の当初が眠る「野田山墓地」と、市内には数々の関連スポットがあり、偉功を偲ぶことができます。
↓尾山神社
https://iijikanazawa.com/news/contributiondetail.php?cid=7951
↓宝円寺
https://iijikanazawa.com/news/contributiondetail.php?cid=510
↓野田山墓地
https://iijikanazawa.com/news/contributiondetail.php?cid=6938
命日を機に、金沢にある二つの「利家像」を比べてみました。
1体目は、金沢城公園・石川橋下の緑地にあります(兼六園下バス停の前)。
利家のトレードマークである「金鯰尾兜(きんなまずおかぶと)」が目をひきます。
鯰は「大地を揺るがす」と信じられ、験担ぎのため兜のモチーフになることが多かったそうです。
精悍な口髭と、どことなくアンニュイな眼差しがたまりませんね。ギャップ萌え。
両手に刀は持っていますが、いずれも鞘に収まっています。
顔つきから察するに、戦の前か後で戦況を見届けているように見て取れます。
脱力はしても、隙は見せない。
かの有名な宮本武蔵の肖像を思い出しました。
2体目は、尾山神社にあります。
百万石まつりでもお馴染みの「赤母衣」をまとい、長い槍を持っています。
↓赤母衣についての詳細はこちら
【まちネタ】死と背中合わせで出世街道を突き進んだ!? 母衣(ほろ)を付けた前田利家の像
https://iijikanazawa.com/news/contributiondetail.php?cid=7043
槍の名手として恐れられ、「槍の又左」とも呼ばれたという利家。
馬に乗って槍を突き上げていることから、戦の最中と見て間違いないでしょう。
顔つきは1体目ほどハッキリしませんが、拡大して見ると、かなり武骨な印象。
死ぬかもしれない戦いに身を投じる、覚悟のようなものが伝わってきます。
金鯰尾兜は被っていませんが、近くに兜だけの銅像がありました。
前田家18代当主・前田利祐氏の揮毫。
いかがでしたでしょうか。
1体目と2体目で、印象が全然違いますよね。
1体目が「静」なら、2体目は「動」。
1体目が「イケメン知将」なら、2体目は「リアルガチ猛将」。
どちらも本物に近いでしょうね、きっと。
※個人の感想です。
※市内に、ほかの「利家像」があればぜひ教えてください!
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