2020年09月29日 15:00
黒漆喰が特徴的な「町民文化館」は、明治時代に建てられた数少ない和洋折衷の建物です。明治40年(1907)に金沢貯蓄銀行本店として建造されたあと、北陸銀行尾張町支店を経て、いまは訪れた人々が自由に見学したり交流出来たりする施設になりました。
外から見ると黒漆喰の蔵のような和風建築ですが、館内は白漆喰にアーチが施されるなど洋風建築となっています。金沢貯蓄銀行のときの窓口に施された西洋風の意匠や、頭取室の高い扉など、当時の金融機関の威厳や誇りのようなものが感じられますね。
中にはイスがあるので近江町での買い物などのあとにちょっと立ち寄って休憩などもできます。建物の構造のためか中はとても涼しく、実は隠れ涼みスポットということも判明しました。ショーケースの中には九谷焼など金沢にゆかりある品物も飾られています。
地下には金庫室がありますが、とても100年以上前とは思えない重厚できれいなものでした!現在はギャラリーとして建物の歴史や貨幣制度も紹介しています。
通常は土・日曜、祝日のみの開館ですが、10月18日(日)から11月3日(火・祝)の「いしかわ文化推進期間」にあわせて、10月は平日も開館しています(火曜定休)。
暑さも和らいで秋めいてきました。尾張町は金澤町家も多数残っている地域なので、お散歩とあわせて建物めぐりをするのもおすすめです。
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