※編集部の主観です(一部第1弾と重複しています)。
「校区」「学区」のこと。
一説によると城「下」町の意識から来ているのだとか。
成人式や地域の祭りなども「校下」単位。
もはや遺伝子レベルで根付いているため、「校区、学区」とは言わない、ゼッタイ。
曲の1番目、2番目のことを、1題目、2題目、と数える。県外の人にはまったく通じない。学校の先生も、もちろん「1題目、2題目」と数える。カラオケもしかり。
おいでになる、いらっしゃるという意味の敬語。金沢では会議など重要な場においても使われる。
A「今日、先生はおいでるけ?」(今日、先生はいらっしゃいますか?)
B「はい、おいでますよ」(はい、いらっしゃいますよ)
「傾く」という意味。「かたがっとる」というふうによく使う。
A「あこの看板、かたがっとっじ?」(あそこの看板、傾いてるね?)
B「おいね。気になるわ~」(そうなんだよ。気になるな~)
ズック(靴)のかかとを潰してスリッパのように履くこと。
ズック+スリッパでズッパ。
主に学校の内履きで行われるが、革靴でやるツワモノもいるとかいないとか。
先生「おーい、ズッパ駄目やぞ~」
豚汁のこと。
「やたらめったら具が入っている」から?「めったに食べられない」から?
語源は不明だが、とにかく「めった汁」。
他地域の豚汁と違うのは、サツマイモが入ること。
人力による「雪かき」のこと。
「空かす(すきまを作る、数量を減らす)が由来…かな?
例「雪すかししといたわ~」「あんやと~」
昭和ヤンキーがいう「スカしてんじゃねーよ!」は関係無い(…と思う)。
「ものものらい」のこと。
目にできる貰い物だからから「目もらい」。こちらは直感的にわかりやすい。
半世紀前は「めのもらい」と呼ばれ、省略されて「めもらい」になったという説も。
「県外出身者」のこと。
一般的に言う「旅行者、観光客」を指すことはあまりない…(ような気がする)。
どれだけ長く住んでいようが、地元出身で無ければいつまでたっても旅の人(泣)。
「旅人」とはえらい違いである。
お隣富山県でも使うので、北陸人の気質かも。
「賢い、合理的、えらい」といった、良くできていること全般に使う。
「りくつなもんや」
「あらー、りくつな子やねえ」などと使う。
「理屈っぽい、屁理屈」という意味はまったく無い。りくつなもんや。
子どもがグループ分けをする際の掛け声。
「おっともんやす」「おっともイエス」など、後半のヴァージョンはいろいろある。
全国にいろんな呼び方があり、「グーとパー」で分けるところも多い。
テレビの放送終了後に流れる砂嵐のこと。
アナログ放送特有の現象のため、地デジ化以降、すっかり見られなくなった。
つまり、この方言を聞くことはもうないかも!?
大学の略称にも地域性があり、キンダイは金沢大学、ホクダイは北陸大学のこと。
全国的にキンダイといえば近畿大学、ホクダイは北海道大学を指すことが多いはず。
金沢大学を「カナダイ」「ザワダイ」、北陸大学を「キタダイ」「リクダイ」とは……言わない。