2021年09月28日 19:30 

【雑学金沢#27】公選知事はわずか4人!でも、無投票当選はゼロ!地方自治74年、歴代石川県知事一覧

石川県知事の現職任期は2022年3月26日まで。いよいよ残り半年を切りましたね。新型コロナ対応が最優先ですが、現職代議士の出馬宣言もあり、選挙戦が確実視されています。

おさらいを兼ねて戦後の歴代石川県知事を一覧にしてみました。戦前はいわゆる「官選知事」で、内務官僚を中心として中央政府から派遣されていました。選挙で選ばれるようになった「公選知事」は、74年前、地方自治法が成立した1947(昭和22)年からです。

石川県における公選知事は4人。柴野和喜夫氏、田谷充実氏、中西陽一氏、そして現職の谷本正憲氏です。これは全国で最も少ない人数。74年間で4人ですから、単純に割れば平均在任年数は1人あたり18.5年、平均当選回数は4.63回です。

加賀百万石で知られる大藩意識から、変化を好まないとか、政争を好まない県民性とも言われますが、そうとも言えないようです。無投票で当選した知事は全国でのべ20人ほどいますが、石川県はゼロ。ここまで19回の知事選は、すべて選挙戦となっています。

旧石川県庁(しいのき迎賓館)

激戦もありました。1955年の知事選は現職の柴野氏を田谷氏が破って初当選を決めました。

また「知事vs副知事」の選挙戦となった1991年の中西陽一氏と杉山栄太郎氏の争い、在任中に死去した中西知事の後継を争った1994年の谷本正憲氏と参議院議員・石川弘氏の選挙戦は、県を二分した争いとなりました。どちらもわずか1万票余の差で中西、谷本氏が勝利を収めています。

石川県庁

在任期間が長ければいいとか、悪いとかということではありませんよね。次の4年間の舵取りを任せるにふさわしい人をしっかりと選びたいものです。

来たる選挙の際には、皆さんよく考えて清き一票を投票しましょう。


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