2021年09月12日 16:50
金沢三茶屋街の一つ、主計町(かずえまち)。
紅殻格子のお茶屋を眺めながら川沿いを歩くと、「中の橋」のたもとに「主計町緑水苑」と呼ばれる小公園があります。
名前の通り豊かな緑に囲まれた素敵な空間ですね。
実はこちら、ただの公園ではありません。
金沢市制百周年記念事業の一環として平成元年(1989)、旧金沢城の内堀だった「西内惣構堀(にしうちそうがまえぼり)」を活かし、「池泉回遊式庭園」をなぞらえて整備されたのが、この主計町緑水苑です。
「西内惣構堀」は慶長4年(1599)、金沢城防備のため加賀藩2代前田利長が高山右近に命じて造らせた金沢城西側の内堀のこと。
つまりこの公園自体、“420年前の遺構”とも言えます。
そう考えると、見える景色が違ってきそうです。
堀の復元整備は、平成22年(2010)に完了しました。公園ができてから実に22年!
公園入口。街灯の左に見えるのは、泉鏡花の小説『化鳥』の文学碑です。
公園の前にある「中の橋」。『化鳥』は「中の橋」が舞台です。
ここから眺める浅野川大橋の姿は、なかなか素敵ですよ。
↓【まちネタ】まだまだ暑い日が続きますね。夏空に映える「浅野川大橋」!
https://iijikanazawa.com/news/contributiondetail.php?cid=9406
川沿いにお茶屋が並ぶ「主計町茶屋街」。
「三茶屋街の中で、ここの風情が一番」という声も多いです。
涼しくなってきたので、そぞろ歩きはいかがでしょうか。
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