2021年09月11日 14:00
寺町5丁目にある曹洞宗「松月寺」の大桜は、国指定天然記念物でもあります。
加賀藩三代藩主・前田利常から小松城内にあったものを拝領したと伝えられています。
藩政時代には、藩主の行列であっても槍を伏せて樹下を通行したほどに尊重されていたようです。
また、大正時代には市電を通すため道路の拡幅工事をした際、大桜のある道路の南側は拡幅面積が抑えされ、反対の犀川側の拡幅面積は多くなったともいわれています。
何百年もの間、風雪に耐え抜き、泉鏡花の作中にも記される名木。
春にはぜひ注目したいものです。
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