2021年08月03日 19:30
2024年度に発行される新紙幣。一万円札はおなじみの諭吉先生から実業家の渋沢栄一翁に交代します。金沢の偉人は選ばれませんでしたが、もし選ぶとしたら誰?というアンケートを実施しました。結果はなるほど順当な感じに落ち着いた気がします。
まずはお札クイズの回答から。「Q. 万札に書かれている「フクザワ ユキチ」の表記はどっち?」
正解は… 「福沢諭吉」でした。旧字ではなく新字の「沢」なんですね。正答率は82%、お財布にたくさん入っている人はちゃんと正解しましたよね。
では、本題の結果発表です。
【第5位】西田幾多郎 得票率7%
【第5位】その他 得票率7%
『善の研究』で日本を代表する世界的哲学者、西田幾多郎がランクイン。宇ノ気の西田幾多郎記念哲学館では幾多郎直筆のノート類を閲覧・検索することができます。
同率で「その他」が入りました。泉鏡花、室生犀星、徳田秋聲の“金沢の三文豪”の底力でしょうか。抜群の知名度を誇りますからね。
【第4位】松田権六 得票率7%
漆の神様「漆聖」と呼ばれた松田権六がランクイン。没年は1986年なので時代的に近すぎるかと思いましたが、さすがは漆芸の最高峰を極めた人間国宝です。
いよいよトップ3の発表です。勝手に第3位を千円札、第2位を五千円札、第1位を一万円札と認定しました。
【第3位=千円札】八田與一 得票率12%
東洋一の烏山頭ダムを建設し、台湾の大地を潤した技術者、八田與一が「千円札」です。戦後、台湾の教科書などにも取り上げられ、台湾で最も尊敬される日本人の一人として知られています。
【第2位=五千円札】鈴木大拙 得票率16%
金沢が生んだ世界的・仏教哲学者である鈴木大拙が「五千円札」に選ばれました。禅(ZEN)をはじめとする仏教、広くは東洋・日本の文化や思想を海外に伝えたことで知られています。記念館も素敵ですよね。
【第1位=一万円札】高峰譲吉 得票率21%
タカジアスターゼ、アドレナリンを発見し、アメリカ合衆国で巨万の財を成した高峰譲吉が「一万円札」です! 世界中で取得した薬の特許を管理する会社をつくったことから、ベンチャー企業の先駆けとも評価されています。また、日米外交を陰から支え日米親善大使とも呼ばれました。「高峰桜」が有名ですね。
こうやってみると、金沢の偉人はお札に選ばれてもおかしくない業績を持っている方ばかりですね。紙幣の更新はおよそ20年ごとですから、2045年頃の登場に期待しましょう(笑)
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【雑学金沢】は、金沢をはじめ石川県内各地の自然・歴史・生活・文化など、知っているとちょっと得する?!「いいじ」な雑学を連載します。金沢に関するちょっとしたギモンや不思議などを勝手に調査・解説し、金沢のまちの懐の深さを掘り下げます。
画像引用元:
財務省ホームページ「新しい日本銀行券及び五百円貨幣を発行します」
https://www.mof.go.jp/policy/currency/bill/20190409.html
国立印刷局ホームページ「お札について:過去に発行されていたお札」
https://www.npb.go.jp/ja/intro/kihon/kako/index.html
参考:
金沢ふるさと偉人館ホームページ
https://www.kanazawa-museum.jp/ijin/index.html
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