2021年07月01日 19:30
小松バイパスの終点あたり、加賀市箱宮にドーム形の樹冠を戴いたスダジイの巨木がそびえ立っています。樹高14.5m、幹囲8.7m、枝張り東西16.5m、南北20.2mの堂々たる巨木で、樹齢は470年と推定されるそうです。遠目で見ると1本に見えますが、よく見ると二本立ちと七本立ちの2本に分かれています。
言い伝えによれば、その昔、大きな洪水があったとき、白山の方角から一つの筥(はこ)が流れ着き、一夜のうちにお堂ができました。筥の中には一体の神像が納められていたので、村人はこれを祀って崇敬し、周辺にシイノキを植えたのがこのスダジイということです。
470年前と言えば1550年頃、まさに戦国時代の真っただ中、加賀の一向一揆が勢力を張っていた頃です。前田家の治世や明治維新、敗戦を経て、今なお堂々と茂る姿に、悠久の歴史と生命力を感じました。
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