2021年02月06日 17:30
「金沢の方言って、関西弁みたいやね」と言われることがありませんか? 金沢弁の分かりやすい特徴としては、単語の語尾を伸ばすとか、濁点が多いことがよく言われます。もちろん、独特の言葉もかなりたくさんあります。
「あんやと」や「〜しまっし」「あたる」など、よく使われている言葉もありますが、このワードを使っていたら生粋の金沢人だなと思われる言葉を選んでみました。
あくまでイチ編集部員の独断と偏見で選びましたので、「こんなん、だちゃかんわい!」とは言わないくださいね。
「あてがいな」
例文「ほんな、あてがいなこと言わんといてま」
(意味:そんないい加減なことを言わないでよ)
「いい加減な」と言う意味ですね。さらになまって「あてげな」とも言いますね。
「いさどい」
例文「あの子、なんも働いとらんのに、いさどいこと」
(意味:あの子、全然働いてないのに、態度のデカいこと)
「態度が大きい」とか「偉そうな」「自慢たらしい」という言葉です。「立派な」という意味もあるそうですが、どちらかと言えば否定的な意味が込められていますね。
「うまそい」
例文「あらー、うまそうな子やね!」
(意味:まあ、丈夫そうなお子さんですね)
「立派な」とか「丈夫な」という意味です。決して丸々と太って、おいしそうという意味ではありませんよ。
「えんぞ」
例文「その雪、えんぞに捨てとけや」
(意味:その雪、どぶ(側溝)に捨てておいて)
いわゆる「どぶ」、側溝のことです。県内でわりと広く使われています。「どぶ」は「どぶそ」とも言いますね。
「おじま」
例文「あんかよりおじまの方が男前やないけ」
(意味:兄(長男)より弟(二男)の方が男前だね)
子どものころに「おじま」って言われて、おじさんみたいでイヤだな〜と思った方も多いでしょうか。
他には「ありがたなる(眠くなる)」や「いとしげに(かわいそうな)」「えんじょもん(よそもの)」「おおどな(大げさな)」「おゆるっしゅ(よろしく)」なども金沢弁らしいですよね。
他地域の人に意味が通じないことがあるので、会社などでは使われなくなってきましたが、独特な響きを持つ方言は大切な地域文化です。もう「ちょっこし」使っていきましょう!
こちらも合わせて読みたい!「他県民が驚いた!金沢弁ランキング」
https://iijikanazawa.com/feature/kanazawaben/
* * * * *
【雑学金沢】は、金沢をはじめ石川県内各地の自然・歴史・生活・文化など、知っているとちょっと得する?!「いいじ」な雑学を連載します。金沢に関するちょっとしたギモンや不思議などを勝手に調査・解説し、金沢のまちの懐の深さを掘り下げます。
いいじボタンをクリックしてポイントGET♪
ポイントを貯めればきっといいじなコトあるはず!?