2020年08月29日 15:00
日本海の荒波がつくりだした自然の芸術「能登金剛」。福浦港から関野鼻までの海岸線には、鷹の巣岩や機具岩(はたごいわ)など様々な奇岩が続きます。巌門近くにある「幸せのがんもん橋」からは日本海の荒波によって生み出された絶景をみおろすことができます。
能登金剛のなかでも一番人気は「巌門」。浸食によって大きな穴ができた巌門は、風景版画の巨匠・安藤広重が日本全国の名所を描いた『六十余州名所図会』でも「滝之浦(厳門・不動滝・鷹巣岩)」として描かれました。
巌門の貫通洞門は、岩盤の下の幅6メートル、高さ15メートル。奥行は60メートルあり、小船程度なら通り抜けられるそう。巌門の隣には洞窟があり、義経主従が隠れ場所としたと言われています。とても磯の香りがします。
海からそそり立つ塔状の「鷹の巣岩」は、高さ27メートル、周りの長さは150メートルともいわれています。昔、鷹が巣を作っていたことから名付けられました。
その先にある「碁盤島」は、源義経主従が奥州へくだるときにこの碁盤島でしばし碁を楽しんでいたという伝説がいまも語り継がれている島です。島上の中央に湧水があり、中に碁盤形の岩塊が沈んでいるそう。
碁盤島の形状はまだわかりますが、鷹の巣岩や巌門の形成には不思議が残りますね。
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