2020年08月01日 8:30
一里野に向かう手前、尾添(おぞう)にある白山下山佛社には「下山仏」が安置されています。古来より白山には「神仏習合」の信仰があり、山頂付近には多くの仏像が安置されていました。明治維新の神仏分離に際して、仏像の破壊を恐れた白山麓18カ村の総代の出願により、白山山頂から下ろされたのが「下山仏」です。白峰の林西寺と尾添村に預けられました。
白山下山佛社(尾添白山社)には、加賀禅定道の「桧新宮(ひのしんぐう)」にあった仏像12点と半鐘1点が保管されていて、うち仏像9点と半鐘は県文化財に指定されています。残念ながら非公開で、正月三が日と7月18日の白山まつりの時のみご開帳されますが、今年はお祭りが新型コロナで中止となりました。
その昔、仏様が飛騨の老女に盗まれ首だけが帰ってきたので、江戸中期に胴体と台座が復元されたとの口伝が残るため、今でも金庫に入れて保管されています。
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