2021年08月30日 17:45
石川県立美術館を辰巳用水伝いに後ろへ回ると石段の「美術の小径」が現れます。
緑に覆われたこの小径は中村記念美術館へ続いています。木漏れ日が心地よい散策路です。
水の流れもあって涼を感じられます。流れの落差は結構あるので、せせらぎというかわいらしいものではなく、どちらかというと滝に近いかもしれません。
下りきったところには分岐点。「歴史の小径」は、加賀八家がひとつ「本多家」の上屋敷の遺構を見学しながら県立美術館へ戻るルートです。
要所に遺構や石垣の説明もあり、どのような場所だったかなどが記されています。
本多家上屋敷裏手の門跡に向かう上り坂。
山側法面の上段石垣は古い石垣の上に新しい石垣が増築された作り。谷側法面の下段石垣は坂道のかたちにあわせて「く」の字型に曲がって築かれています。
もう一方の道をいくと中村記念美術館にたどり着きます。
中村記念美術館を右手に林にそって歩くと、今度は鈴木大拙館へと続く「緑の小径」が出現。
右手に本多公園が広がり、国の登録有形文化財「旧本多家長屋門」を見ることができます。ここまでは整備された小径ですが、階段をのぼると砂利道となって林のなかの散策となります。サンダルやヒールは歩きにくいので要注意です。
小径ではさまざまな植物もみられます。
秋は紅葉も美しく、四季折々の姿が楽しめる散策路です。石川県立美術館から鈴木大拙館までゆっくりみて歩くと30分かからないくらいでした。
暑いと思ったら「歴史の小径」で迂回すれば10分ほど。県立美術館内のカフェ「ル ミュゼ ドゥ アッシュ KANAZAWA」でひと休みしても良いですね。
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