2020年06月25日 20:30
美川の旧市街地は歴史を感じさせるまちなみですね。室町期から江戸期にかけて北前船の寄港地としてにぎわった名残が、今も色濃く残っています。
「鏝絵(こてえ)」が描かれた蔵もその一つ。鏝絵は漆喰で作られるレリーフのことで、左官職人がコテで仕上げたことからこの名がついたそうです。財を成した豪商や網元が母屋や土蔵を改築する際、富の象徴として外壁の装飾に用いました。
こちらの鏝絵も、蔵の完成時に施主へのお祝いとして左官職人が仕上げました。逆立ちしている獅子の姿が見事ですね。鏝絵の創始者といわれる「伊豆の長八」の流れをくむ美川左官職人の手わざだそうです。
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