2020年05月27日 9:00
宝町の金大附属病院のそばの北陸大学教養別館の庭にある「五人扶持の松」は樹齢450年を超えているといわれます。その枝ぶりの見事さに感嘆した加賀藩13代藩主が、五人分の給与を与えたことから「五人扶持の松」と呼ばれるようになりました。
昭和の時代には参議院議員を務めた林屋亀次郎氏が所有し、吉田茂、池田勇人、佐藤栄作、田中角栄、中曽根康弘氏ら戦後の歴代首相がこの庭を訪れ、五人扶持の松を堪能しました。
林屋氏が死去したあとは、庭と邸宅は同氏が創設した北陸大学の教養別館となり、北陸大学が管理しています。一般公開はしていませんが、背後の崖下の天神町緑地付近から素晴らしい枝ぶりを見ることができます。
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