2021年09月08日 14:00 

【まちネタ】もとは能登の石動山にあった寺「上野八幡神社」 境内には芭蕉の句碑も

小立野2丁目の上野八幡神社は、天正年間(1573~92)に、能登の石動山の天平寺の僧侶・空山が、のちの加賀藩初代藩主・前田利家に内通し、石動山のふもとに建立した医王寺がルーツです。



石動山には当時まで、300を超える寺院群がありましたが、織田信長と対立し、その配下の前田利家に天正10年(1582)、焼き討ちにあいました。おそらく、空山は利家に調略され、石動山院群と袂(たもと)を分かつ動きをしたのだと思います。



勝ち馬に乗った医王寺は利家が金沢に城を構えた後に金沢へ移り、神仏習合の江戸時代を生き抜き、明治維新後の神仏分離令により上野八幡神社となりました。一方、石動山の寺院群は、江戸時代に復興されますが、明治維新後の廃仏毀釈の嵐で廃寺となってしまいます。幾度も動乱を生き抜いた上野八幡神社の境内には、松尾芭蕉の「山さむし 心の底や 水の月」の句碑が静かに立っています。


スポット情報

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上野八幡神社( うえのはちまんじんじゃ )

住所:
〒920-0942
金沢市小立野2-4-1
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