2020年01月30日 20:30
昭和37年(1962)に精錬の火が消えた小松市の尾小屋鉱山。明治10年代から本格的な採掘が始まって以来約80年間、国内有数の鉱山として大いに繁栄しました。かつての栄華も今は昔ですが、「鍰煉瓦(カラミレンガ)」の壁が往時の繁栄を伝えています。
鉱山では銅の精錬かす「鍰(カラミ)」がどんどん排出されるため、これを使った「鍰煉瓦」が作られました。全国的には直方体、つまりレンガのような四角い形をしていますが、尾小屋の鍰煉瓦は六角柱状で、「亀甲鍰(キッコウカラミ)」と呼ばれていました。この形は国内唯一だそうです。
尾小屋マインロードの擁壁などで、石垣のように積まれた亀甲鍰が見られますよ。鉱山の歴史を伝える貴重な文化財として、ぜひ大切に保存していきましょう。
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