2020年01月03日 6:30
加賀藩祖・前田利家公と正室おまつの方を祀る尾山神社。初詣は人人人…でごった返していますね。美しいギヤマンがある国指定重要文化財の神門は個性的なデザインで知られ、兼六園とともに金沢のシンボルとなっています。
神門は明治8年(1875)の建築で、和漢洋の三様式を折衷した異色の門として知られています。大工棟梁は津田吉之助、日本初の絹力織機を発明した津田米次郎の父に当たる人物です。
最上階にはめ込まれた「ギヤマン」は特に印象的で、夜には幻想的な明かりが辺りを照らします。以前は、日本海を航海する帆船の目標ともなっていたそうです。現存日本最古の避雷針も取り付けられていますね。
でも、このギヤマン、明治後期から半世紀の間は無かったんです! 詳しくは1899(明治32)年から1954(昭和29)年までは三層目が「桟唐戸」でした! 確かに写真で見ると、二層目とおんなじ感じですね。和漢洋折衷がぐっと弱まって、結構、和風な雰囲気が強まりますね。
「桟唐戸(さんからと)」は、縦横に框(かまち)を組み、間に薄い板を入れた扉のこと。禅宗様、大仏様建築によく用いられていて、上部に装飾を入れたものが多いそうです。
明治初期からずっとギヤマンが入っていたと思われがちですが、違うんですね。知りませんでした。。初詣で訪れた際はそんな歴史を感じながら、美しいギヤマンを眺めてみてください。
尾山神社商店街マガジン「尾山横丁」に尾山神社の見どころが載っています。
https://www.notoinsatu.co.jp/publication/4471779/
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