2019年12月08日 7:00
県立桜丘高校の近くに鳴和台という地名の団地があり、その奥は鳴和台市民公園、鳴和台市民体育会館、東部環境エネルギーセンター、金沢市東斎場が整然と区画されて立地しています。
山あいを整地して、団地造成と公共施設をセットにして開発したエリアです。
今では鳴和台という地名になっていますが、昔は「談義(議と書く場合もある)所(だんぎしょ)」と呼ばれていました。今ではこの地名で呼ぶことはほとんどなくなりましたが、その地名の由来は、かつてこのあたりにあった寺の僧侶の仏教討論(談議)の場があったというのが一つ、もう一つは近くの鹿島神社の横の鳴和の滝で源義経と弁慶の主従が酒宴を開いて談議したという伝説です。
由緒あるその地名の痕跡がないかと探したら、ありました。桜丘高校近くのバス停横の「鳴和憩いの広場」に接した小さな木造の祠(ほこら)に、「談議所地蔵尊安置所」の看板がかけられていました。
旧町名の復活が相次いでいますが、昔からの地名にはその地域の歴史が秘められています。
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