2019年11月23日 7:00
兼六園に隣接する金沢医療センターの周りには延々と土塀が続いていますが、この土塀に囲まれた広大な敷地は、江戸時代、加賀藩の万石家老であった加賀八家の奥村宗家(17450石)の屋敷跡です。
加賀八家の邸宅跡で石垣を除く構築物が残っているのはこの土塀くらいですが、その広大な敷地を見ただけでも大名並みの家禄を誇った加賀八家の威勢をしのぶことができます。
奥村宗家(分家を支家という)は、前田利家が佐々成政を打ち破った末森の合戦で末森城にたてこもり、佐々軍を食い止めた奥村永福(ながとみ)が初代です。
100万石の加賀藩には大名並みの家老が8人もいたわけですが、奥村宗家の土塀を見るたびに、日本一の大藩の底力を感じます。
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