2019年11月17日 7:00
加賀の豪商では幕末に活躍した銭屋五兵衛が有名ですが、戦国時代から粟崎を拠点に材木や米の廻船業を営み、江戸時代中期からは加賀藩の御用商人として木材、米、金融、北前船交易で莫大な富を築いたのが木谷家です。
当主は代々、藤右衛門(とうえもん)を名乗り、幕末の天保年間には、全国の長者番付で東の横綱・三井家(江戸)と並んで西の横綱に格付けされました。
つまり、日本で一、二を争う富豪になったわけです。その背景には幕府に次ぐ石高を誇った加賀藩の後ろ盾がありました。天保年間以前には藩の権力闘争に巻き込まれて財産没収の危機に瀕しましたが、銭五のように家名断絶とはならず、その後、復活を遂げました。
木谷家は明治に入って銀行業や鉱山業を手がけますが、大正時代に事業を整理して金沢市に移り住んでいます。
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