2022年01月20日 19:10
茶屋街に接した東山1丁目の菅原神社境内で面白い松を見ました。
樹皮の一部を大きくえぐり取られた跡があるアカマツです。
説明書によると、太平洋戦争末期に松脂(松の油)を採取するために付けられた傷跡でした。
昭和20年(1945)の終戦間近になると戦況の悪化により海外からの石油の調達が絶望的になり、政府の命令により軍用機などの燃料に使うために松脂や松の根の油を精製した松根油(しょうこんゆ)が採取されました。兼六園の一部の松にもその傷跡が残っています。
松の油は実際には燃料としてはあまり役に立たなかったようですが、それほど日本が追い詰められていたことを物語っています。
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