2019年10月05日 7:00
彦三の武家屋敷の野坂家は、昭和2年(1927)4月の「彦三の大火」で焼け残った貴重な歴史的建造物です。この大火は横安江町から出た火が、フェーン現象による強い南風にあおわれて広がり、733戸を焼き尽くしたものです。
金沢城の本丸、二ノ丸、三ノ丸をはじめ城下の大半を焼き尽くした「宝暦の大火」(1759年)も4月、野町の六斗の広見付近から出た火がフェーン現象による南風にあおられ、寺町台から犀川を飛び越え、さらには浅野川を越えて卯辰山寺院群にまで達したものでした。
藩政時代の大火のほとんどが3,4,5月に集中しているので、この時期、金沢ではフェーン現象に十分注意する必要があります。
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