2019年07月17日 7:00
羽咋市の日蓮宗・妙成寺を訪れました。シンボルの五重塔をはじめ仁王門、本堂など10棟の木造建築物が国の重要文化財に指定されており、その堂々たるたたずまいを目の当たりにすると、国宝の指定を目指しているのもうなずけます。
妙成寺は700年余り前の鎌倉時代末期に建立されました。江戸時代に入って加賀藩三代藩主・前田利常の生母である寿福院の菩提寺となり、寿福院によって五重塔、本堂など重要な建物が建てられ、現在に続く立派な伽藍が形成されました。
一説には、小高い丘の上に建つこの寺は城砦の機能を備えていたとされ、総門は城の門に使われた形をしており、境内には金沢城東の丸の野面積(のづらづみ)と同じ積み方の石垣があり、五重塔は殿様が寺に滞在した際の見張り櫓の役目を持っていたとも伝えられます。
能登、越中、加賀につながる交通の要衝にあり、加賀藩主と深いつながりのある寺だけに、この「城砦説」も単なる空想とは思えない気がします。
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