2024年04月22日 17:30
燃料といえば薪だった先代の時代から、石引の地に根差して商売、生活し続ける生粋の「石引人」。商店街の通りを電車が通っていた時代、大学校舎の移転前の学生でにぎわった時代など、往時を知る1人です。役員として30年近く商店街運営に携わり、平成28（2016）年までの6年間は、理事長として安心して買い物を楽しめる街づくりに取り組んできました。
キャラクター「ビッキー」や美大生による空き店舗の活用など様々な取り組みを行ってきた石引ですが、山根さんは「これからますます物品を売るだけだと郊外の大型店に勝てない。もっと『遊び』のある商店街にならなくちゃ」と話します。 そんな中、最近うれしいことは、空き店舗に若い世代が経営する新店舗が増えてきていること。「元理事長なので（次の人のためにも）余計なことは言わない」と言いながらも、地域住民の生活に深く関わる仕事柄か、街のために一肌脱ぐ心意気は変わりません。
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