2019年11月20日 20:30 

【おでかけ】「西田家庭園 玉泉園」の紅葉は息をのむ美しさ!庭園散策を楽しもう

灑雪亭露地の紅葉。一見の価値あり

兼六園立体駐車場の裏手にある「西田家庭園 玉泉園」。加賀藩上級武士の脇田家が約100年かけて作庭した江戸中期の武家庭園で、兼六園の完成より120年も(!)古いものです。「玉泉園」の名は、加賀藩2代藩主前田利長の正室玉泉院に由来します。

全国で6例しかない幻の様式「玉澗流」で作庭された玉泉園

初代直賢は朝鮮漢城(現在のソウル)生まれで、幼名は金如鉄といいました。秀吉の朝鮮出征で父の金時省が死亡、孤児となった如鉄を武将宇喜多秀家が日本へ連れて帰ったといわれています。秀家の正室である前田利家の四女豪姫と金沢城に入った如鉄は、玉泉院に育てられました。成長して利長の近侍となり、帰化。加賀藩士脇田重俊の娘婿となり、初代直賢を名乗った、ということです。その後脇田家は、明治11年(1878)に庭園等を手放し、同38年(1905)からは西田家が屋敷、庭園を受け継ぎました。

粟ヶ崎の豪商・木谷家伝来の手水鉢。中ほどに膨らみのない「ずん胴型」の手水鉢は全国でも珍しく、庭の景色の一部として取り入れられているため「飾り手水鉢」と呼ばれています。

庭の最上段にある茶室「灑雪亭(さいせつてい)」。現存する金沢最古の茶室といわれています。

灑雪亭露地にある朝鮮五葉松。故郷を偲ぶため朝鮮から取り寄せたもので、樹齢は約400年。お松の方からいただいた凌霄花(のうぜんかづら)が幹に絡みついています。

隠れキリシタンだった初代直賢が藩の石工に造らせた隠れ切支丹燈籠。合掌をするマリア像が見えます。金沢最古の隠れ切支丹燈籠です。

スポット情報

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西田家庭園 玉泉園( にしだけていえん ぎょくせんえん )

住所:
〒920-0932
金沢市小将町8-3
電話番号:
076-221-0181
URL:
http://www.gyokusen-en.net/
営業時間:
9:00~17:00
定休日:
無休(臨時休園あり)
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