2018年06月03日 18:00
加賀前田藩が城下を開くより以前、1575年(天正3年)から金沢に入り、針の製造販売を行ってきた「目細八郎兵衛商店」さん。お店の前、横安江町商店街の大通りから1本横に入った道は「目細通り」と名前がついています。お店の中で、職人さんがフェザーブローチを制作していらっしゃいました。金具に鳥の羽を1本1本さしこんで、完成に近付けていきます。袋いっぱいに入った何百とある鳥の羽のなかから、デザインに近い形、大きさの羽を選び出して、納得のいくまでなんどもさしては外し、を繰り返すそうです。
庶民が川釣りを楽しむようになった明治時代、その完成度の高さで全国にその名が知れ渡った「加賀毛針」。水中に住む川虫に似せて、キラキラ輝く羽毛や金糸を巻き付けるのは全て手作業。ものすごく繊細な作業です。まるでひとつの工芸品ですよね。
加賀毛針の美しさを伝えたい、という思いから生まれたフェザーアクセサリーも、店内にたくさん飾られています。ピアスやネックレス、ブローチなどおしゃれ着のワンポイントにぴったりですよ。
レトロかわいい縫い針、「めぼそ針」。加賀藩主から「めぼそ」と命名されたという歴史を持ちながら、現代になっても愛用されているということがすごいです。
店内ではフェザーアクセサリーの製作体験も行っています。ずらりと並んだカラフルな羽のなかから好きな色を組み合わせて、オリジナルのブローチを作ることができますよ。体験について詳しくはHPをご確認ください!
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