2018年06月01日 7:00
早いもので今年も6月に突入。百万石まつりも今日開幕ですね！ 明日はメーンイベントの百万石行列です。「高橋利家」は金沢駅を出発して市内を練り歩き、最後は石川橋をわたって金沢城へ入城します。
この石川橋、いま架かっているのは1995年の道路拡幅の際に新しく架けられたもの。利家が入城した頃はよく分からないようですが、17世紀の絵図には百間堀とともに描かれています。明治期に百間堀が埋められて陸橋として架けられた先代「石川橋」の高欄は、石川県立歴史博物館のそばにひっそりと、そしてしっかりと保存されています。
説明書きには「城下町金沢が近代化する際に、旧城下の中心部を横断する都市計画道路の敷設に際して建設された石川橋の一部である。（中略）同陸橋は、石川県における鉄筋コンクリート建造物の初期の事例であり、街灯の意匠などに明治期の特徴をよく残している」とあります。
レトロな趣きを残す現在の「石川橋」からの眺めは最高ですが、せっかくなので、近代化遺産でもある先代の「石川橋」もこの機会にぜひ見学してみてください。
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