2017年11月20日 13:00
寺島蔵人(1777~1837)は加賀藩の中級武士として農政や財政の実務を担いました。正義感の強い人物で、民の生活を圧迫する藩政を批判して処分を受け、何度か復帰も果たしましたが、最後は能登島へ流刑となり、同地で生涯を閉じました。
蔵人は職務に励む一方、画人としても活躍し、彼や交流のあった文人による書画が残っています。家屋の北側と東側に庭園が広がり、四季折々に美しい姿を眺めることができます。特に見事なドウダンツツジが有名で春の開花時、秋の紅葉時には多くの人が訪れます。今年はもう見ごろは過ぎてしまいましたね…
寺島蔵人邸は、金沢の町なか、大手門跡から230メートルほどのところにあります。この辺りは中級武士が住まいをした町で、江戸時代の古地図にも「寺島」の名を見ることができます。
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