2017年11月03日 7:00
七尾・崎浦(さきうら)半島に知る人ぞ知る秘湯があります。いえ、有名な和倉温泉ではなく、「湯川温泉・龍王閣」です。国道160号を氷見方面へ走り、殿トンネル付近から崎浦半島を北上すると、民家の中に一軒だけポツンと旅館が見えてきます。
泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。地下600メートルから湧く温泉を掛け流しで利用している能登唯一の自噴泉掛け流しで、日本温泉遺産にも選ばれています。日帰り入浴は500円です。
湯川温泉の最大の特徴は、天然のラドンが大量に含まれていること。北陸では珍しい、いわゆる「放射能泉」なんです。ラドン温泉は、免疫力を高めガンの進行を遅らせる作用があるそうで、古来から湯治によく効くといわれています。
温泉の成分で岩が変色していました。お湯が出ているライオンの顔も同様ですかね。含有解離成分のイオン総量(mg/kg)が1万を超える全国でも数少ない温泉で、湯の花が大量に発生しすぎてパイプが詰まるため、やむなくろ過装置を使用しているそうです。温泉の成分が濃すぎるため、設備もふつうの温泉より頻繁に交換が必要なんだとか。
宿の入り口にある「一夜の泊が二夜となる天下の名湯」の看板。一夜のつもりが連泊してしまうほど去り難い温泉っていう意味なんですね。まさしく能登が誇る秘湯・名湯ですね。
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