2022年12月20日 19:30 

【まちネタ】藩政期と昭和モダンの遺構、北國銀行の前身「加能合同銀行」の本店、新町支店跡

美川・五十鈴通り沿いにある「加能合同銀行新町支店跡」

美川・五十鈴通り沿いにある「加能合同銀行新町支店跡」

12月18日は石川県唯一の地銀、北國銀行の設立記念日でした。1943(昭和18)年12月18日、加能合同銀行、加州銀行、能和銀行の3行が合併して北國銀行が誕生しました。

前身の一つ「加能合同銀行」は、藩政期から北前船問屋を営む資産家、米谷家が「米谷銀行」を設立、1926(大正15)年に加能合同銀行に改称されました。
 

美川・五十鈴通り沿いにある「加能合同銀行新町支店跡」

白山市美川の五十鈴通り沿いには「加能合同銀行新町支店」跡があります。1943年の銀行再編まで営業していましたが、北國銀行が創立されると閉鎖されました。しかし江戸時代に建てられたこの建物は、今も往時の面影を色濃く残しています。
 

金沢を代表する近代建築「旧加能合同銀行本店」

金沢を代表する近代建築「旧加能合同銀行本店」

現在、北國銀行武蔵ヶ辻支店となっている建物は、1932(昭和7)年に建設された「旧加能合同銀行本店」です。3つの独特の形状のアーチが印象的で、内部に見える格子状の柵も変わった形をしています。

設計はモダニズム建築の旗手として活躍した村野藤吾、金沢を代表する近代建築です。
 

金沢を代表する近代建築「旧加能合同銀行本店」

夜はライトアップされています

スポット情報

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加能合同銀行 新町支店跡( かのうちいきしぎんこう しんまちしてん )

住所:
〒929-0223
石川県白山市美川北町
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