2022年10月22日 18:30
■県都金沢も人口減
先日、金沢市の推計人口が46万人割れしたというニュースがありました。
石川県内では金沢への人口一極集中が進んでいるといわれますが、少子高齢化による自然動態の減少が人口減の要因とみられています。県都金沢も人口減、いよいよ人口減少社会が加速しそうですね。
ということで、2022年9月30日現在の「住民基本台帳月報」をもとに、石川県の人口をいろいろな切り口で分割してみました。
※「推計人口」ではなく「住民基本台帳人口」を使用しました。
■10人に8人以上が加賀地方に
石川県の総人口は1,119,094人。まずは加賀と能登で分割すると、
と圧倒的に加賀地方に人口が集中していますね。10人に8人以上が加賀地方に住んでいるんですね。
■「金沢ナンバー」エリア+宝達志水町
人口を2分割してみるとこうなりました。
金沢市、かほく市、津幡町、内灘町、宝達志水町の2市3町で559,552人、羽咋市以北+白山市以南の14市町で559,542人と、キレイに2分割できました。なんとその差はわずかに10人!
金沢、かほく、津幡、内灘の2市2町は「金沢ナンバー」のエリアですね。ここに宝達志水町の人口を加えると、県の半分の人口になるんですね。
ちなみに、人口3分割も試みましたが、金沢市が4割を占めるのでうまく分割できませんでした。
■“平成の大合併”で市に人口が集中!?
最後に市と町(郡)で分けてみました。
圧倒的に市部に住む人が多いですね。都市部に住む人口が多いというより、“平成の大合併”で新しい市がたくさん誕生したことによるせいですかね。
コロナ禍で東京圏からの人口流出が加速しているといいます。北陸がその流出人口の受け皿になれるのか。人口は地域経済の“実力”にも直結するので、時々、人口動態に気を配ってみたいと思います。
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