2022年10月20日 19:30
河北潟から日本海へ注ぐ大野川にかかる「新川橋」は、金沢港河口から約1.5kmのところにあります。安永3(1774)年、氾濫を防ぐために大野川を改修したことから「新川」と呼ばれ、そこに架かる橋として「新川橋」と名付けられました。
かつてはクルマも通行できましたが、老朽化のためか重量制限のためか分かりませんが、現在は車両通行止め。幅員が狭められ、人や自転車しか通れないようになっています。ちなみに釣りスポットとしても人気ですね。
水面に近いところには通常の橋にはない、穴が空いたコンクリートの構造物「閘門(こうもん)跡」が見えます。閘門には、水量を調節したり、水位の高低差の大きい運河や河川などで船舶を通過させるために水を調節する役割がありました。
大野川は水位の高低差が全然ないので、おそらく通常時は河北潟への海水の遡上を防ぎ、降雨・増水時は扉体を開いて流下させる潮留水門の機能を担っていたといわれています。中央部には開閉機器らしい錆びた機器がありました。
時には橋の歴史に思いを馳せてみるのも面白いですね。
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