2022年02月17日 19:30
冬の雪を貯蔵するための施設として、お城をはじめ金沢市内の至るところに氷室（雪室）がありました。現在は風物詩として有名ですが、明治・大正期は鮮魚の冷蔵や医療用の熱冷ましなど、「天然の冷蔵庫」として身近な生活に利用されました。
尾山神社の境内にも氷室がありました。電気冷蔵庫が普及する昭和30年頃には各地で営まれなくなったように、今は跡形もありませんが「尾山神社氷室跡地」の石碑が往時を物語っています。昭和48年石川県神社庁の敷地譲り受けを記念して建立されました。
拝殿等がある境内とは繋がっておらず、広坂合同庁舎側の道路からアクセスできます。
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