2015年3月、北陸新幹線金沢開業。
石川県民が待ちに待った瞬間でした。
金沢の街は “新幹線バブル” に沸き、特に近江町市場や茶屋街といった観光名所には国内外から大勢の観光客が訪れ、まさに熱狂の様相を呈します。
街中にはホテルが次々と建設され、人気スポットには飲食店、土産店がオープンしていく。
その活況ぶり、街の発展を肌で感じ、市民として誇らしく感じたものです。
一方、あまりにも増え続ける観光客の姿を目の当たりにすると、私たち市民が取り残されていくような、焦りを感じました。
大げさかもれしれませんが、そんな思いを感じることもしばしばありました。
しかしながら、立ちどまって考えると、私たちは自分の暮らす街のことをよく知りません。
だからこそ、市民が自分の街をもっと知ることで、愛着が湧き、ワクワクするような毎日を過ごすことができる。
そんな思いから、「知名度は低くても、地元で愛される飲食店」「素晴らしい技術を持つ商店街のお店」「意外と知らない街の歴史」などに焦点を当て、市民ならではの目線で紹介することを始めました。2015年8月のことです。
以来、ずっと変わらず地元の「いいじ」(金沢弁でいいね!の意味)を見つけ、発信しています。