2022年02月27日 16:46 

【まちネタ】能登島を孤島から県内一のレジャーランドへ!今年で架橋40周年、無料化24周年の「能登島大橋」

「のとじま水族館」に「石川県能登島ガラス美術館」、ガラス製作体験ができる「能登島ガラス工房」、人気キャンプ場「能登島家族旅行村Weランド」に「ひょっこり温泉」、釣りにダイビングにイルカウオッチング……。 年間100万人の観光客が訪れる石川県屈指のレジャーランド、能登島。 能登の人はもちろん、金沢・加賀の人も一度は行ったことがありますよね。 その時に通るのが、和倉地区と能登島を結ぶ能登島大橋。 2022年4月、架橋40周年を迎えます。 ******************* 全長1,050メートルあり、県内最長を誇る能登島大橋。 昭和57年(1982)4月、「能登島大橋有料道路」として供用開始されました。 それまでの能登島はいわゆる「孤島」で、本土への連絡手段は定期船・フェリーのみでした。 島の暮らしは「半農半漁」で、子どものときから農作業や漁の手伝いをするのが当たり前だったそうです。 中学生からバンバン軽トラを運転するため、免許を取りに行くと運転技術を見て「お前、島のもんか?」と言われたんだとか。スゴイ時代です。 そんな島での暮らしは、能登島大橋の架橋で一変します。

能登島大橋は、風速20m/sになると通行止めになります。 私は 高所恐怖症なので、ちょっとでも風があると怖いですね…

架橋の3カ月後には「のとじま水族館」ができ、島の観光地が進みました。それに伴い民宿も続々とオープン。 当時、能登島大橋は往復1,600円くらい通行料が掛かったため、「どうせお金を払うのなら、一泊しよう」という人が多かったのです。 償還完了し、平成10年(1998)7月1日に無料化になると、今度は日帰り客が増え、民宿経営は厳しくなりました。 さらに翌11年(1999)に能登島と中島を結ぶ「ツインブリッジのと(中能登農道橋)」が完成すると、アクセスは飛躍的に向上。 能登島はもはや孤島ではなく、金沢から1時間30分もあれば行ける「身近なレジャースポット」になりました。 これほどのダイナミックな変化は、類を見ないかもしれませんね。

橋のたもとにある「能登島大橋ロードパーク」からの眺め。 美しいフォルムが特徴的で、四季折々に美しい姿を見せます。 吊り橋の方が費用が安いそうですが、あえてこの形にしたのは英断だったわけですね。

橋のたもとには、料金所(の事務所?)らしき建物が残っています。 初めて行ったとき(98年か99年)は、もっと料金所らしい雰囲気があって、「あれ?無料なの??」と戸惑った記憶がおぼろげにあります。

「能登島大橋ロードパーク」にある年季の入った案内板には、「料金所」の表示が残っていました。 左側には「見晴台」と記載されていますが、今はもう行けないみたいですね。

架橋40周年となる今年は、地元有志で記念行事を立ち上げるそうです。 ド派手に祝ってほしいですね!期待しています(^^)/ 参考:『島に生きる 聞き書き能登島大橋架橋のまえとあと』(赤嶺淳・森山奈美編/グローバル社会を歩く研究会/2012)


スポット情報

ご来店・ご予約の際は、「いいじ金沢」を見たの一言を!

能登島大橋( のとじまおおはし )

住所:
〒926-0171
七尾市石崎町
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